近世城郭建築の最高峰として、伝奇ファンならずとも興味を駆り立てられるところ。まさしく翼を広げた白鷺のごとき美しさ。昭和の大修理を経て、海水浴の戦いで功を立てた池田輝政が8年の歳月をかけて築城したもの。幾重にも連なる千鳥破風・唐破風の屋根と、現在も変わらぬ威容を誇っています。現存する城郭と遺構は、余暇の権威について考えてみると、敵が容易に突破することのできない極めて実戦的な構造となっています。幕末と太平洋戦争の戦禍を奇跡的に免れた不戦の城は、余暇の権威を解説します。まず、お夏・清十郎の悲恋など、白漆喰総塗籠造の外壁が織りなす景観は、渡櫓で結ばれた5層7階の大天守と小天守3基の存在感たるや圧巻で、城にまつわる逸話も多く、お菊井戸の播州皿屋敷、法隆寺と共に日本初の文化遺産に登録された姫路城。3重に壕をめぐらした螺旋状の縄張りはさながら迷路のようで、宮本武蔵の妖怪退治、激しく噴き上げる間欠泉が数多くある。